“香港版アカデミー賞”電影金像奨、アンソニー・ウォンが主演男優賞、中国で封殺から5年

“香港版アカデミー賞”電影金像奨、アンソニー・ウォンが主演男優賞、中国で封殺から5年
14日、第38回香港電影金像奨の受賞式が香港文化センターで行われ、最優秀主演男優賞には映画「淪落人」(みじめな人)からアンソニー・ウォンが選ばれた。写真はアンソニー・ウォン。(Record China)
2019年4月14日、第38回香港電影金像奨の受賞式が香港文化センターで行われ、最優秀主演男優賞には映画「淪落人」(みじめな人)からアンソニー・ウォン(黄秋生)が選ばれた。

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38回目を迎えた“香港版アカデミー賞”の電影金像奨では、チョウ・ユンファ(周潤發)とアーロン・クォック(郭富城)がダブル主演した「無双」(プロジェクト・グーテンベルク」が最優秀作品賞を受賞。同作のメガホンを執ったフェリックス・チョン(庄文強)が監督賞を、映画「三夫」(三人の夫)のクロエ・マーヤン(曾美慧孜)が主演女優賞を受賞した。

最も注目された主演男優賞部門では、チョウ・ユンファやアーロン・クォックら強力なライバルを押しのけて、「淪落人」からアンソニー・ウォンが選ばれた。これが3度目の受賞となったアンソニー・ウォンだが、過去に「頭文字D THE MOVIE」などで獲得した2度の最優秀助演男優賞を合わせると、今回が金像奨での5個目のトロフィー獲得となった。

アンソニー・ウォンは2014年に香港で起こった「雨傘革命」の民主化要求運動を支持したことで、“香港独立支持派”と見なされ中国市場で封殺対象に。ここ5年は中国・香港合作の大作に出演する道を閉ざされ、小規模投資の映画や舞台劇への出演が続いている。「淪落人」は事故に遭遇して車いす生活を送ることになった男性と、フィリピン人メイドの心の交流を描いた作品。アンソニー・ウォンはほぼノーギャラで出演している。

受賞時のスピーチでアンソニー・ウォンは、共演者やスタッフだけでなく、投票に関わった全ての人々にお礼の言葉を述べ、「私に投票した人には、演技を肯定してくれたことに感謝を。投票しなかった人には、まだまだ足りない所があると教えてくれたことに感謝したい」とコメント。さらに、持ち前のユーモアも忘れることなく、「私のようなノーギャラ出演はお勧めしない。香港映画が飢え死にしてしまう。でも賞が欲しい人は試せばいい。よいことをすれば必ずよい報いがあるからね」と語って会場を沸かせていた。(Mathilda)

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