カンボジアの沿岸都市に中国人大量流入、住民は複雑な反応―シンガポール紙

カンボジアの沿岸都市に中国人大量流入、住民は複雑な反応―シンガポール紙
22日、シンガポール紙トゥデイはこのほど、「カンボジア南西部の沿岸都市シアヌークビルへの中国人の大量流入が、住民の間で複雑な反応を引き起こしている」と報じている。写真はシアヌークビル市内。(Record China)
2019年7月22日、中国のニュースサイトの環球網によると、シンガポール紙トゥデイはこのほど、「カンボジア南西部の沿岸都市シアヌークビルへの中国人の大量流入が、住民の間で複雑な反応を引き起こしている」と報じている。

記事によると、首都プノンペンから南西ヘ約230キロに位置するシアヌークビルの市長は、中国人が同市に押し寄せるようになったのは約3年前からだとし、現在ではその人口は地元住民と変わらないとしている。だが別の市当局者によると、中国人の数は実際にはそれをはるかに上回るとみられている。地元の警察関係者によると、ホテル、カジノ、レストラン、マッサージ店など市内の事業のほぼ90%が中国人によって運営されているという。

記事によると、中国人の大量流入に対するカンボジア人の反応は分かれている。

市内の至る所に中国語の看板が見られることから、シアヌークビルを旅行するカンボジア人の間では、同市が伝統的な魅力を維持できるかについて疑問の声が上がっている。市当局も、外国人、特に中国人が急速に流入することで、水や電気の不足を含む多くの課題に直面しているという事実を否定していない。

一方で、社会評論家のNim Sothea氏は、「共産主義を主張しているわけではないが、中国から学ぶべきことは多い。中国に近づいて悪いことは何もない。テーブルの上に食べ物を置くことができる人なら誰でも」とし、中国とビジネスを行うことの利点を強調している。

シアヌークビル商工会議所のVann Sokheng会頭も、「ここは以前、1ダースのホテルしかない眠そうな街で、7階建てのホテルが最も高い建造物だった。だが今では多くが30階以上だ」とし、物価の上昇など中国人の流入によるいくつかの悪影響を認めた上で、中国人に土地を売ったり貸したりするだけで一晩で金持ちになれる可能性があることから、シアヌークビルに住む人たちをこの国で最も幸運であると考えるカンボジア人もいると指摘しているという。(翻訳・編集/柳川)

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