ますます中国を気に掛けるハリウッドー米メディア

ますます中国を気に掛けるハリウッドー米メディア
7日、中国紙・環球時報は米CNBCの報道を引用し、ハリウッドの映画界が中国のことをますます気に掛けるようになっていると伝えた。写真は中国の映画館。(Record China)
2019年11月7日、中国紙・環球時報は米CNBCの報道を引用し、ハリウッドの映画界が中国のことをますます気に掛けるようになっていると伝えた。

記事によると、海賊版とNetflixなどのストリーミングメディアというダブルの打撃により、ハリウッド映画は米国での興行収入が落ち込んできており、中国の映画に対するニーズがこの差額を埋める助けになっているという。

プライスウォーターハウスクーパースの報告によると、専門家は20年に中国が世界最大の映画市場になると予想しており、興行収入は18年の99億ドル(約1兆800億円)から23年には155億ドル(約1兆6900億円)にまで激増する見込みだという。

また記事は、18年第1四半期には初めて中国の興行収入が米国を超えたと指摘。18年の中国の興行収入は北米市場(米国とカナダ)の119億ドル(約1兆3000億円)をわずかに下回っただけだったと伝えた。

南カリフォルニア大学のスタンリー・ローゼン教授は、「映画の撮影前には、必ず慎重になるべきだ。中国市場の大きさを考慮しなければならず、中国に関する描写を正確にしなければならない」と語った。さらに「大作の興行収入の70%かそれ以上が北米以外の市場から来ており、このうち中国がかなりの部分を占める」とも述べている。

その上で記事は、こうした点を踏まえて「ハリウッド映画はますます中国のことを気に掛けるようになっている」と指摘。過去2年、中国で興行収入が高かった作品の3分の1以上が米国映画だと伝えた。しかし、「中国人は経済的な理由と民族の誇りから、中国映画が興行収入の上位に入ってほしいと願っている」という。

このため、近年では米中合作映画が増えていると記事は紹介。ニューヨーク・タイムズの分析によると、1997年から2013年までの間に世界トップ100の興行収入となった作品のうち、中国の出資による作品は12作品にすぎなかったが、その後の5年でこの数が41作品に急増したという。ローゼン教授は、「中国は早く世界最大の映画市場になりたいと願っており、これにハリウッドは絶対に欠かせない」との見方を示した。(翻訳・編集/山中)

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