日本の田舎で「いくらでも無賃乗車できるではないか」と考えたことを恥じた―中国メディア

日本の田舎で「いくらでも無賃乗車できるではないか」と考えたことを恥じた―中国メディア
7日、中国新聞週刊は、「日本の『後れた地域』に行ってみた」とする、コラムニスト・張豊氏による文章を掲載した。写真は五所川原駅。(Record China)
2020年1月7日、中国新聞週刊は、「日本の『後れた地域』に行ってみた」とする、コラムニスト・張豊(ジャン・フォン)氏による文章を掲載した。以下はその概要。

東京都市圏の人から見れば青森や秋田は「辺境の地」である。青森や秋田が属する東北地方は農業が主体で、交通系ICカードが使えないなど、その生活は都市部から後れを取っている。

青森から列車に乗って太宰治の故郷を訪れたが、道中目に飛び込んできたのはまさに農村の景色だった。川の水は清らかで、田畑はきれいに手入れがされていた。リンゴの実はすでに熟し、その重さで枝を垂れ下げていた。気ままに窓の外にカメラを向けてシャッターを押すだけで、素晴らしい風景が撮れる。

その様子はまた、私が小さいころに生活していた中国北部の農村を少し感じさせる。出稼ぎブームが起こる前は大量の労働力が田野にあり、美しい田園風景が広がる一方で、とても貧しかった。やがて大勢の人が都市に稼ぎに出かけるようになり、暮らし向きは豊かになったものの農村は河川が枯渇し、道端にはいたるところにビニール袋のごみが散乱する有様となった。美と進歩を伴わない豊かさには、実に残念な気持ちさせられる。

五所川原という小さな駅に着くと列車を乗り換える必要があった。乗り換え時間はわずか3分で、乗っていた列車が数分遅れたため、次の列車まで1時間待つことを覚悟していたのだが、なんと列車は出発せずに待っていてくれた。東京や大阪では定時運行が第一であり、1人のために待ってくれるなどということはない。日本の「現代化」が全国に完全に浸透していない部分があるとするなら、それはきっと時間の感覚だろう。

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