新型コロナウイルスを最初に内部告発した医師が死去―中国メディア

新型コロナウイルスを最初に内部告発した医師が死去―中国メディア
7日、中国メディアの猟雲網は、新型ウイルスを最初に内部告発した医師が死去したと伝えた。写真は李文亮医師。(Record China)
2020年2月7日、中国メディアの猟雲網は、武漢市中心医院が微博(ウェイボー)の公式アカウントで、新型コロナウイルスに感染した同医院の眼科医・李文亮(リー・ウェンリアン)氏が死去したと明らかにしたことを伝えた。

記事によると、李氏が昨年12月30日午後、大学時代の同級生の微信(WeChat)のグループチャットで「華南海鮮水果市場で7例のSARS(重症急性呼吸器症候群)を確認した」と発信していた。この発信後に「現在ウイルスの型について分析中だ。みんな外部には広めないように。家族や親せきに注意を促すといい」とも投稿していたという。最も早く外部に予防を呼び掛けたため、李氏は「内部告発者」と称されていたという。

先月1日に武漢警察は、一部のネットユーザーが事実確認できない中で虚偽の情報をネット上で発表・転載して社会に悪影響を与えたと発表。公安機関が事実調査後に違法者として8人を呼び出して法に基づき処理し、李氏は同月3日に警察から訓戒書を受け取った。

李氏はその後、通常の仕事に戻ったが、新型コロナウイルス感染者の診察後、同月10日にせきの症状が表れ、11日には発熱、12日に入院となり、14日には呼吸器科の隔離病棟へ移された。病状は悪化していき集中治療室(ICU)に入ることになり、李氏と同じ科の同僚らにも感染が見られたという。そして、15日には李氏の両親も感染し病院へ搬送された。

今月1日に李氏は、微博で自身が新型コロナウイルスに感染して肺炎になったことを明らかにした。界面新聞の報道によると、李氏は病状が一度は好転していたと李氏の同級生が証言していたが、ここ数日は症状が悪化していたとのこと。

6日夜、ネット上で李氏が亡くなったとの情報が流れたが、7日午前0時38分に武漢市中心医院は微博の公式アカウントで、「李氏は危篤状態となっており現在全力で治療が行われている」と説明。同病院はその後、同日午前2時58分に亡くなったことを発表した。(翻訳・編集/山中)

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