
記事は、中国企業が受注したインドネシアのジャカルタ―バンドン高速鉄道に用いられるレール8000トンが28日午前、広西チワン族自治区の防城港から出発したと紹介。半月後にはインドネシアに到着し、2021年完成予定の同高速鉄道の建設に用いられると伝えた。
そして、同高速鉄道について全長142.3キロ、設計最高時速350キロを誇る高規格鉄道であるとともに、中国がすべてのシステム、要素、生産チェーンをまとめて輸出する最初のプロジェクトであると説明した。
その上で、海上の交通の要衝であるインドネシアには潜在的なインフラ建設のニーズがあるとして、ライバルの日本もかねてより注目しており、2014年から19年の間に日本がインドネシアに対して252億ドル(約2兆6000億円)の投資を行ったと紹介。一方で昨年の投資額だけを見ると、中国が47億ドル(約4900億円)で日本の43億ドル(約4500億円)を初めて上回ったと伝えている。
記事は最後に「日本企業が請け負ったベトナム、インドの高速鉄道プロジェクトが今なお遅々として進まないという点から見ても、当時のインドネシアがどうして日本を捨て、高速鉄道プロジェクトを中国企業に任せたのか理解に難くない」と評した。(翻訳・編集/川尻)