
記事は、ナイキが日本で発表したCMが日本の人種差別問題に触れ、ネットユーザーからは不買の声も上がっているとした上で、「しかしながら多くの台湾のYouTuberやネットユーザーらは、日本に差別問題があるのは非常に明白だと考えている」と説明。例として、有名な掲示板のPTTに書き込まれたいくつかのケースを紹介した。
それによると、あるユーザーは日本を旅行で訪れた際に常温のミネラルウオーターがほしかったため、店の店員に簡単な英語で尋ねたものの無視されたというエピソードをつづり、「日本人が丁寧に外国人に応対するのは、観光客が行くような場所、例えばディズニーランドといったところだけなのか」と落胆したことを告白した。
また、別のユーザーからは「日本で生活することと日本を旅行することは全く別。遊びに行った時の友好的な感じを本当の日本文化と思ってはいけない」「こちらの日本語がどれだけ上手でも、外国人だと分かった瞬間、敬語を使わなくなる」「(店で)私の日本語の発音がうまくないのを聞いた店員が購入を拒否した」といった声が寄せられたと伝えている。
さらに、あるYouTubeチャンネルが在日外国人にインタビューした動画を紹介。この動画内では、日本で受けた差別について黒人男性が「店に入ろうとしたら『日本人だけです』って断られた」、中央アジア系とみられる男性が「(日本での差別は)外国人かどうかというよりも、どこの国の人かによる。個人的には欧州や北米の人は差別されることが少なく、アフリカ系やインド系の人は多いと思う」、韓国出身だという女性が「キムチ臭いと言われた」、白人男性が「地下鉄に乗っていたときに隣の席が空いているのに誰も座らなかった。(気分が悪かった?と聞かれ)少しだけ。日本は高度に同質化を求める国だということは分かっている」と、それぞれ話している。