
坂本さんは同日午後1時、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)の自身のアカウントで「皆さんにお伝えしたいことがあります」として、署名入りのメッセージの画像を投稿。「2014年に罹患した咽頭がんは6年を経て寛解し安どしていましたが、残念ながら、新たに直腸がんがみつかりました。大いに落胆しましたが、すばらしい先生方との出会いもあり、無事手術を終えて現在は治療に励んでいます」と報告した。
また、新型コロナウイルスの感染が拡大する中での治療について、医療機関、医療従事者らに感謝の言葉を述べつつ、「治療を受けながら出来る範囲で仕事を続けていくつもりです。とはいえ、場合によってはキャンセルさせていただく必要があるかもしれません。現在抱えている仕事、プロジェクトに関わるみなさまには多大なご迷惑をお掛けすることを深謝いたします」とつづった。
そして、「これからは『がんと生きる』ことになります。もう少しだけ音楽を作りたいと思っていますので、みなさまに見守っていただけたら幸いです」と結んだ。
中国のニュースサイト・観察者網に掲載された記事は、坂本さんについて「日本の天才音楽家」「かつて映画『ラストエンペラー』の音楽を担当し、中国の人々にもよく知られている」などと紹介した。
坂本さんの投稿には数時間で14万件余りのリアクションと、2万件余りのコメントが付いた。また、微博の検索キーワードランキングでは21日午後5時現在、「坂本龍一が直腸がんに」が4位にまで浮上している。
ネットユーザーからは「なんてことだ!ゆっくり休んでください!」「最悪だ。どうして教授が。しっかり休んで早く良くなってください」「教授、頑張って。体に気を付けて!」「がんと生きる…すごく悲壮な感じがする。見ていてつらい」「坂本龍一と同じ時代に生きられるのは、とても満ち足りたこと」「きっと良くなってくださいね(泣)」「健康と無事を祈っています。お願いしますお願いします」など、早期の回復を祈るコメントが続々と書き込まれている。(翻訳・編集/北田)
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