韓国・京郷新聞は22日、韓国の韓悳洙(ハン・ドクス)新首相がこのほど、「今が韓国の経済を立て直す最後のチャンスである」と述べたことを報じた。中国のニュースサイト・環球網が23日付で伝えた。
京郷新聞によると、21日に尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の任命状を受領した韓氏は22日、正式に就任、同日経済戦略会議と新型コロナウイルス防疫会議を開いた。
経済戦略会議で韓首相は、「今が韓国経済を立て直す“最後のチャンス”」だとし、「経済に対する規制の刷新を最優先課題にしなければならない」と述べた。さらに、「管制革新戦略会議を早急に構成し、少なくとも2カ月に1度は大統領に意思決定が必要な重大課題を報告しなければならない」と強調した。また、「短期間で韓国経済が低成長モデルから抜け出せなければ、物価の安定を維持しなければならない」とし、「経済成長を主導する突破口は投資だと思う。投資型の経済成長を実現しなければならない」と述べ、投資主導の経済成長戦略を強調した。
続いて開かれた防疫会議では、「現在の防疫政策のうち良い点は引き続き堅持し、悪い点は冷静に評価して改善しなければならない」と述べ、「科学に基づいた防疫政策を推進し、全国的な住民のコロナ陽性率調査を行い、関連するビッグデータの構築を通じて、国民が信頼する防疫政策を確立し、施行しなければならない」とした。
韓国メディア・ニューシスは21日、韓氏はさまざまな非難の中で就任したと報じている。記事によると、これまで韓国国会の過半数を占めていた最大野党「共に民主党」は、韓氏がかつて大手法律事務所から不正に高額報酬を得ていたことや違法な賃貸住宅、政府公職時代の外資に対する韓国資産の安売り疑惑などを理由に、韓氏の国会人事任命案の可決を拒否していた。しかし、国会が政府補正予算案の処理、北朝鮮の軍事力誇示の可能性など、複雑な内外環境に直面したことにより「共に民主党」は採決に応じた。(翻訳・編集/刀禰)
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