日本の政府専用機に日本人が乗れず? ネットで議論の的に=「日本らしい話」―中国メディア
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中国メディアの環球網は6日、「日本の外相の専用機が20人のウクライナ難民を乗せて日本に到着したが、ある“通報”を受け議論の的に…」と題する記事を掲載した。

記事は、日本の林芳正外相がウクライナ難民の受け入れ調整のためポーランドを訪れ、5日には20人の難民と政府専用機(別の専用機)で帰国したことについて、「これはもともと日本政府の世界に向けたアピールだった」とした。

その上で、テレビ朝日が5日に放送した、「ウクライナのリビウで避難生活を送る日本人女性が大使館に専用機に乗ることはできるか尋ねたところ、『日本に避難したいウクライナ人用であって、日本国籍を持っている人は対象ではない』と言われた」というニュースを引用し、「この報道が日本のネット上で議論の的になっている」と伝えた。

報道によると、この女性はウクライナ人の夫と2人の娘と共に暮らしており、本人と娘たちは日本国籍を持っているため、政府専用機には乗ることができないと言われたという。女性は取材に対し、「ウクライナ人の主人の稼ぎで生活している私たちにとっては、日本行きの航空券ってすごく高いので。航空機代を借りられるとか、そういうシステムがあったらよかったなあと思いますね、すごく」と語っている。

一方、政府関係者は今回の専用機に同乗させる基準について、「国籍で区別しているという事実はない」「経済的困窮によって自力で退避できない人」と話している。

記事は、「この報道は日本のネット上で物議を醸し、多くのネットユーザーが日本政府は自国民を軽視しているのではないかと批判した」と伝え、ツイッターに寄せられたものとして、「日本政府は日本人を助けないのか。“外ヅラ”が良いのは企業も政治も一緒ってか」「(この話が)事実なら、岸田政権は邦人保護を放棄したとみなされても仕方ない。自民党には国を任せられない」「もともと日本人で、日本国籍を持っていて、ウクライナで親子4人で生活していて、今度の戦争で今は避難民になった親子がなぜこの専用機に乗れないのか!自国民ですよ!」と政府を批判するコメントや、「何とも日本らしい話だなぁ。素晴らしいことをやるぞー!と喧伝しつつ、150人乗りの機体にたったの20人だし、日本人は対象外。誰のためのミッションなんだか」と自嘲するようなコメント、「ウクライナの方々の避難はわかるよ。でもさ日本国籍所有の日本人を最優先しない政府。見栄えさえ良ければ良いのかな。自分からしたら自国民を愛せない国ってどうなのと思う」と意見するコメントを取り上げた。(翻訳・編集/刀禰)