中国、石油以外にもう一つ「油問題」に直面―米メディア
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2022年4月13日、中国・環球網は、中国が石油資源以外にもう一つ「油の安全」の問題に直面しているとする米メディアの報道を紹介する記事を掲載した。

記事は、米経済メディア・クオーツの11日付文章を紹介。中国のエネルギー安全保障の弱点がロシアや中東などの地域からの石油供給依存にあることは広く知られているとした上で「中国はもう一つ別の『油の安全』問題を抱えている。それは、食用油の問題だ」とした。

そして、中国が食用油消費量の31%を輸入しているなど、国産食用油に大きく依存しており、国内の食用油価格上昇が問題視されていると紹介。中国の政府関係者が「食用油の自給自足向上が食糧の安全保障問題の一つとなっている」と語ったことを伝えた。

その上で、新型コロナ、ロシアによるウクライナ侵攻、南米とカナダの干ばつ、インドネシアのパーム油輸出制限、海上輸送コスト上昇といった一連の要素により世界の食用油価格はさらに高騰、供給状況も逼迫(ひっぱく)しているとし、中でも中国で最も消費される大豆油の現在価格は2020~21年の平均価格に比べて34%も上昇したと紹介した。

そして、中国政府は現在消費量の84%を輸入に頼っている大豆の自給率を25年までに20%にまで高める目標を掲げており、そのために各関係当局が輪作への補助、食用油一大生産地へのインセンティブ措置などを実施する見込みだと伝えた。(翻訳・編集/川尻)