2022年4月19日、米華字メディア・多維新聞は、新型コロナ感染拡大に伴うロックダウンが続く上海市で、変質した豚肉などを生活保障物資として卸していたグループが摘発されたと報じた。
記事によると、上海市閔行区梅隴鎮で先日、配給された生活保障物資に含まれていた豚肉に品質上の問題があったという市民からの苦情が現地警察に寄せられ、警察が市場監督管理当局と共に調査に乗り出した。
調査の結果、4月15日までに豚肉製品11万食、計760万元分を鎮政府に供給する契約を結んでいた男女4人の容疑者グループが、脂身だらけの肉や、状態が悪く、一部が変質して異臭を放っていた肉を300万元余りで購入したものを卸していたことが発覚、4人は品質に明らかな問題があることを認識していながら供給を続けていたことが判明したという。
鎮政府は直ちにこれらの物資の配給を停止、容疑者グループは劣悪製品を販売した疑いで警察当局に身柄を拘束された。(翻訳・編集/川尻)
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