中国の科学者、月裏側の土壌の粗さに関する法則を解明―中国メディア
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中国の科学者には、月の内部の神秘に迫る「透視眼」がある。科技日報が伝えた。

深セン大学深宇宙・深地中学科学際的研究チームなどの研究者が、月探査機「嫦娥4号」が月内部の状態を透視できる月面レーダーを使い取得したデータに基づき、月面の年齢と月内部の非均質性との間に正の相関関係があることを初めて確認したことが18日、分かった。

論文の筆頭著者で、中国の月探査「嫦娥4号」任務科学研究中核チームメンバーを務めた深セン大学高等研究院助教の丁春雨(ディン・チュンユー)博士は、「月表面の年代と月内部の非均質性との間の関係性が確認されたのは世界初で、その普遍性はほぼ月の海すべてをカバーしている。同研究は月裏側の月内部の非均質性の程度を量化し、月表面の環境変化の研究と資源探査のために重要な基礎を固めた」と述べた。関連成果はこのほど、国際的な学術誌「アストロノミー・アンド・アストロフィジックス」に掲載された。

丁氏によると、嫦娥4号で使用された月面探査車「玉兎2号」の月面透視レーダーは、月のCTスキャンを行う装置のようなもので、月表面下の深さ数十メートルまでの物質を透視でき、月内部の非均質性の研究に得難いチャンスをもたらした。

研究によると、月表面の地質年代が古いエリアほど、月内部の非均質的に密集する度合いが高い。反対に地質年代が若いエリアほど、月内部の断片化された物質が多く、物質間の密度が低い。丁氏は、「これは地質年代が古いエリアほど、表面の物質が宇宙の風化作用を受ける時間が長いためだ。例えば隕石の衝突を受ける頻度がより高いために、表面の物質の顆粒が徐々に細かくなり、物質がより密集するようになる」と分析した。(提供/人民網日本語版・編集/YF)