2022年5月19日、韓国メディア・ハンギョレによると、バイデン米大統領の韓国訪問に合わせて推進されてきた文在寅(ムン・ジェイン)前大統領との面談が最終的に中止となった。
文前大統領の側近は19日、「在韓米国大使館から『面談はしないと最終的に決まった』との連絡を受けた」と発表。「文前大統領と『個人的、非公式に会いたい』というバイデン大統領側からの提案により、最近まで面談の日程を調整してきた」と説明した。バイデン大統領と文前大統領との「非公式で個人的な面談」は、韓国大統領選挙(3月9日)の直後から調整が進められてきたが、米国の現職大統領が首脳会談のために訪韓し、前大統領に会ったという前例がないため関心を集めてきたという。
記事は、「面談を希望・提案していた米国側が文前大統領に対する『欠礼』をしてまで面談の中止を決定したのには、さまざまな事情が作用したようだ」と報道。文前大統領が米国と北朝鮮の懸け橋の役割を担ってくれるというバイデン大統領の期待が存在した一方で、2人の面談に対する尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権の否定的な認識が足かせになったのではないかと分析している。
韓国のネットユーザーからは、「本当に最初から会う話が出てたの?」「最終的に中止の通知が来たというより、最初から日程に含まれていなかったのでは?」「米国側は予定になかった言ってるけど」「文大統領は退任してからもうそをつくのか」「在職中も会えなかったのに、退任後に会う必要が?」「僕もバイデンと会う予定だったけど、さっきキャンセルされた」など、冷ややかなコメントが多く寄せられている。(翻訳・編集/丸山)
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