北朝鮮、中国の防疫経験にならう考え示すもできず―独メディア
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独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは19日、新型コロナウイルスの感染確認を12日に初めて公表した北朝鮮について、「中国の防疫経験にならう考えを示したが、中国式の封鎖措置を講じることはできない」との記事を掲載した。

記事は朝鮮中央通信の19日の報道として、18日午後6時までの24時間で新たに26万人余りの発熱者が確認されたことを説明。また、4月末から18日午後6時までの累計発熱者数は200万人近くに上るとし、「当局が発表した発熱死亡例のうち、どれだけが新型コロナ感染と関係しているかはまだ明らかになっていない」とした上で、北朝鮮の検査能力などの不足を指摘する声が上がっていることを伝えた。

さらに「北朝鮮当局は感染を予防・抑制すると同時に経済の悪化を防ぐ努力をしなければならない」と述べ、朝鮮中央通信が19日の別の報道で「国民経済の各部門は一方で党と国家が講じた防疫措置を厳格に実行し、もう一方で生産を最大限に促進している」と強調したと指摘。「最近の報道に似た論調は何回も現れている」とも言及し、「北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記は中国の防疫経験を参考にできるとしたが、生産の継続、促進を促すやり方は中国と異なる。衛生問題の専門家は『もし北朝鮮の人々が中国のような極端な封鎖下に置かれた場合、政府には基本的な需要を満たす物資を提供する力がない』とみている」と伝えた。(翻訳・編集/野谷)