韓国の“抗日通り”に次々設置される日の丸、警察が撤去できない理由とは
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2022年6月10日、韓国・ニュース1は「『平和の少女像』と『日帝強制徴用労働者像』のある釜山(プサン)・抗日通りに、日章旗を用いた違法な構造物が相次ぎ設置され物議を醸している」と伝えた。

記事によると、釜山市東区の日本総領事館近くにある歩道「抗日通り」に4日、太極旗、星条旗、日章旗、ウクライナ国旗を用いた高さ2メートルの鉄製構造物が設置された。管轄自治体である東区の許可なく違法に設置されたもので、区は保守団体「真実国民」が設置したものとみているという。

「真実国民」は今年5月にも、区の許可を得ず徴用工像の近くに構造物を設置している。「和解せよ」と書かれた横断幕の両脇に太極旗と日章旗を配置したもので、通行人が日章旗を撤去し、その後何者かが再び日章旗を設置する、といったこともあったという。東区関係者は「5月中旬に『真実国民』関係者が庁舎を訪れ、『徴用工像を撤去しないのなら、別の造形物を設置する』と脅してきた」「その後、国旗の構造物が設置された」と話している。

「抗日通り」とは、は東区草梁(チョリャン)洞にある鄭撥(チョン・バル)将軍像から日本総領事館前までの150メートル区間で、元慰安婦を象徴する少女像、元徴用工を象徴する像が設置されている。19年に釜山の市民団体がこの歩道を「抗日通り」と命名した。

ここに違法造形物の設置が相次いでいるが、区は強制措置を取れずにいる。記事は、その理由について「徴用工像も違法に設置されたものだから」だと伝えている。少女像には関連条例が作られたため設置に問題はないが、労働者像は現在も違法な専有物という状態にあるという。区の都市安全課は「国民情緒上、撤去されないまま3年になる。そのため、保守団体の構造物も強制措置をするのは問題がある」と話している。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「抗日通りに日章旗だなんて、本当に頭がどうかしている」「これのどこが保守団体だ」「保守を装った親日派だよ」「他国の保守は自分の国を最優先視するのに、韓国の保守は日本が優先なのか」「韓国のことだけを考えるまともな人間はいないのか」「何が和解だ。日本が謝罪するのが正しい」など、怒りのコメントが殺到している。(翻訳・編集/麻江)