小惑星の探査結果が続々と報告される日本、韓国の現状は?=韓国ネット「勝負にならない」
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2022年6月27日、韓国・東亜日報は、「日本の宇宙探査機『はやぶさ2』が小惑星『リュウグウ』から採取した試料を分析した研究結果が続々と発表されている」と報じた。

記事によると、岡山大学などの研究チームは今月、「はやぶさ2」が、20年12月に小惑星「リュウグウ」から採取してきた試料を分析した結果、23種類のアミノ酸が発見されたと発表。試料には生命活動に重要なたんぱく質を構成するアミノ酸も10種類近く含まれており、地球の生命を形づくる基本的な物質が地球外からもたらされたという仮説を補強する重要な証拠になるという。

また、「リュウグウ」試料の「化学分析」を担当する北海道大学などのチームは、試料の化学組成と同位体組成を測定した結果、「リュウグウ」は1938年にタンザニア・イブナに落下した「CIコンドライト隕石(いんせき)」と化学的に類似していることが分かったと明らかにした。学会において「CIコンドライト隕石」は、約46億年前の太陽系の初期形成物質であると推定されており、研究チームは「『リュウグウ』試料の場合、太陽系が誕生してから約500万年後に沈積された2次鉱物で主に構成されているため、人類が手に入れている天然試料のどれよりも、化学組成的に分化をしていない、最も始原的な特徴を持っているものだと言える」と語っている。

一方で記事は、「日本が成果を出す中、韓国では宇宙科学者たちが進める韓国初の小惑星探査が頓挫する危機に陥った」と報道。科学技術情報通信部の科学技術革新本部が推進していた小惑星「アポフィス」の探査事業が、5月初めの予備妥当性調査の対象選定過程で落選したと伝えた。

「アポフィス」は直径370メートルの小惑星で、29年4月に地球から3万2000キロの距離にまで近づく予定とのこと。韓国の科学技術情報通信部は「アポフィス」が地球に接近した際に探査機を打ち上げ、6カ月間同じ速度で動きながら観測する事業を計画していたという。

記事は、「韓国型ロケット『ヌリ号』の打ち上げ成功により宇宙探査に対する期待感は高まっているものの、実際には宇宙科学者の意志は政策に反映できずにいるという指摘が上がっている」と報じている。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは、「東アジアの国で、日本や中国、台湾は随分前からノーベル賞受賞者を輩出しているのに、韓国は今後も受賞できる確信がない」「ものすごく優れた人物が存在しない民族」「総合的に判断すると、韓国は日本より300年ほど遅れている」「日本は宇宙研究に1年に3兆ウォン(約3152億円)もつぎ込んでいるのに、韓国は8000億ウォン(約841億円)しか使っていない。最初から勝負になるわけない」「われわれも日本のように宇宙科学に積極的に取り組もう」など、韓国の現状を批判するコメントが多く寄せられている。(翻訳・編集/丸山)