「中国人は日本人の世話をする家政婦なのか?」=小学生向け教材のイラストが物議―中国
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中国の教材の表紙に日本人とみられるイラストが描かれていることが、中国のネット上で物議を醸している。

大学の英語教員だというネットユーザーが29日、SNSで小学5年生向けの国語の補助教材の写真を投稿した。この教材の表紙には、日本の和服のようなものを身に着けた家族4人と、ほっかむりをしてエプロンを付けた家政婦のような女性1人が描かれている。

同ユーザーは、家族4人が日本人で家政婦が唯一の中国人だと解釈し、「このイラストは子どもにどんな概念を刷り込むか。中国人はただ日本人の世話をするだけの家政婦がふさわしいということか。われわれ中国の教材がどれだけ(良くないものが)浸透しているか見てくれ。きちんと管理すべきだ」と怒りを込めて投稿している。

中国メディアの報道によると、同教材は中国の語文出版社教材研究センターと12省の教材執筆委員会が共同で編集し、「語文出版社」が出版したもの。各ECプラットフォームで現在も販売中だという。

この投稿は複数のブロガーによって転載されるなど、注目を集めており、ネットユーザーからは「日本の教材かと思った」「これは間違いなく日本の家庭。それがなぜ国語の教材の表紙になるんだ?」「イラストだけ見たら日本語を学ぶ教材だと思ってしまう」「この出版社は普通じゃない」「精日(精神日本人)による毒教材だ」「日本の文化侵入はここ最近のことではない」「日本人は高笑いしてるだろう」「教育部は調査せよ」など、批判の声が相次いだ。

中には「これ『吾輩は猫である』のイラストだったような気がする」と指摘するコメントもあるが、「表紙にするのは不適切」「なぜわざわざ日本の作品のイラストを表紙に持ってくるのだ」といった批判的な返信がついている。

中国では最近、小学生向けの教材がたびたび物議を醸しており、「中国人を醜悪化した」イラストや、「旧日本軍の零戦に酷似した飛行機」のイラスト、「男児が女児の腕を舐め回す」イラストなどが問題視されている。(翻訳・編集/北田)