日本の就活サイトが“底辺職”ランキングで炎上―台湾メディア
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台湾メディアの聯合新聞網は1日、「日本の就活情報サイトが12種の『底辺の職業ランキング』で炎上・削除も、ネット民の怒りは収まらない」とする記事を掲載した。

J-CASTニュースの6月29日付の報道によると、問題となった日本の就活サイトの記事は「底辺の職業ランキング一覧」と題し、「土木・建設作業員」「警備スタッフ」「工場作業員」「倉庫作業員」「コンビニ店員」「清掃スタッフ」「トラック運転手」「ゴミ収集スタッフ」「飲食店スタッフ」「介護士」「保育士」「コールセンタースタッフ」の12の職種を“底辺職”として挙げた。これに対してツイッター上では批判の声が相次ぎ、現在問題の記事は削除されている。

問題となった記事は、「一般的に底辺職と呼ばれている仕事は、社会を下から支えている仕事」とした上で、“底辺職”の特徴として、「肉体労働」「誰でもできる仕事である」「同じことの繰り返しであることが多い」と分析。また、「平均年収が低い」「結婚の時に苦労する」「体力を消耗する」などのデメリットがあるとしている。

最後のまとめでは「世間一般的に言われている底辺職について解説しましたが、何を底辺職と呼ぶのかは人それぞれです」とした上で、「底辺職と呼ばれている仕事は誰でもできる仕事である場合が多いです」と説明。「底辺職と呼ばれる仕事に就きたくない方は、転職したり、スキルや資格を身に付けることが重要です」と締めくくった。

この記事が拡散されると、ネットユーザーからは多くの批判の声が寄せられた。聯合新聞網は、「これは完全に職業差別だ」「学生に差別意識を植え付けている」「これは誰が作ったんだ?。酷すぎる」「汗をかかないのが上級職なの?」「“底辺”(という言葉)に悪意を感じる!。彼らはみんな真面目に努力して仕事していて、感謝して報いなければならない職業だ」「私は“底辺”という2文字はとてもマイナスだと思う。記者の編集は慎重に行い、誤解されないようにしなければならない。私は“縁の下の労働者”という言葉に変えたほうがいいかもしれないと思う」といったコメントを紹介した。

さらに、「かなりショックを受けたユーザーもいた」とし、地震が多い日本で人々を守る家を造る建設労働者が“底辺職”に挙げられていることについて、「建設業に従事している人が差別される理由はない」「工事現場で働く方は統率されている。彼らは力を尽くしていると思うし、この職業の難易度はとても高いと思う」「(建設業の人がいなければ)もし将来、家が災害で壊れて、屋根を修理しなければならなくなったら、何カ月待っても修理してくれる人が見つからないというようなことにならないだろうか?。建設業の人は本当に技術と体力を兼ね備えた難しい仕事。それなのに給料が安いということこそ、就活サイトが掘り下げていくべき内容なのではないだろうか?」とした意見を取り上げた。(翻訳・編集/刀禰)