「レクサスしか買わない」韓国で”終わった”と思われていた日本車が復活=ネットには賛否の声
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2022年7月4日、韓国メディア・韓国経済はこのほど、「韓国で終わったと思っていた日本車の復活…“レクサスしか買わないマニアが多い”」と題する記事を掲載した。

記事によると、韓国内で日本車メーカーが復活している。韓国メーカーの成長などにより過去の販売量には及ばないものの、「確かな需要層の購入により不買運動の打撃を克服している」という。

ホンダコリアは21年会計年度(21年4月1日~22年3月31日)に3887億ウォン(約400億円)の売り上げと339億ウォンの営業利益を記録したと発表した。前年同期(売り上げ2893億ウォン、営業利益202億ウォン)に比べてそれぞれ34.4%、67.8%増加した。

不買運動が行われていた前会計年度の期間にホンダコリアは2878台を販売したが、今会計年度は4283台を販売して販売量が48.8%増加した。18年会計年度(9546台)と比べると半分の水準だが、売り上げ(3887億ウォン)は18年の4674億ウォンと大きな差がなかったという。

韓国トヨタ自動車も堅実な成績を収めている。昨年にレクサスとトヨタは計1万6193台を販売した。全盛期の18年(3万114台)とは差があるが、「メジャー輸入車メーカー」の基準とされる1万台をはるかに超えている。

特にレクサスの強さが目立った。不買運動前の18年に1万3340台を販売していたが、昨年は半導体供給不足により輸入に支障をきたしたにもかかわらず9752台を販売した。ES300hは昨年に6746台を販売し、輸入車全体のベストセラーモデル2位となった。一方、大衆向けモデルのトヨタは18年の1万6774台から昨年は6441台に急減した。

収益性の高い高級モデルのレクサスが韓国市場を牽引していることになるが、輸入車業界関係者は「レクサスには特有のやわらかい乗り心地があり、中高年からの支持が厚い。韓国メーカーらも成長したが、レクサスを求める消費者はリピート率が高い」と説明したという。

また、原油高もハイブリッド販売比率の高い日本車が人気を集める要因とされている。昨年のレクサスの販売台数9752台のうちハイブリッド車は9591台で98.3%を占めた。別の輸入車業界関係者は「不買運動と韓国メーカーの成長により居場所を失ったと思われていた日本車が着実に成績を上げている」とし、「原油高時代にハイブリッド車のメリットも日本メーカーに追い風となっている」と話したという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「いまだに日本車を買う人がいるとは」「こんなに車がある中でわざわざ日本車を選ばなくても」「大統領が親日だから仕方ないのかも」「政権が代わってから日本車の広告がどんどん出ている…」「植民地解放後75年間、日本は韓国製品を不買してきた。韓国も少なくとも100年は日本製品を不買するべきだ」「乗るのは自由だから文句は言わないが、日本車が少しでも交通ルールに違反したらすぐに通報するから気をつけて」など否定的な声が上がっている。

一方で「宅配のバイクはほぼ日本製だけど、配達員らはみんな親日か?。不買運動は理解するが、極端にならないように」と指摘する声や、「日本車は乗るとやっぱりいい。現代自動車よりはるかにいい」「品質のいい車には必ず購入者が現れるもの」「日本という国は嫌いだけど、日本車の品質は最高だ。故障も少ない」などと理解を示す声も。

その他「僕もレクサスに乗っているけど、レクサスはハイブリッドまで。今後の電気自動車や水素自動車は韓国メーカーがリードする」「時代の流れに乗りそびれたら退歩し消えていく。日本車が売れる時代は長くは続かない」と予想する声も見られた。(翻訳・編集/堂本)