中国がエアバス旅客機を爆買い、なぜ今なのか?―中国メディア
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中国の国有航空会社3社が欧州航空機メーカー・エアバスのナローボディ旅客機A320neoを「爆買い」することが1日明らかになった。これについて、中国メディアの澎湃新聞は3日、「大手3社の史上最大の注文がなぜ今、出されたのか」との記事を掲載した。

中国国際航空、中国東方航空、中国南方航空は1日、A320neoを計292機購入することを明らかにした。2020年1月のカタログ価格に基づくと総額は約372億5700万ドル(約5兆500億円)に上ると報じられ、記事は「実際の取引でエアバスは比較的大きな優遇措置を取るため実際の価格はこの基本価格を下回る」と指摘しつつも今回の取引が3社の過去の航空機購入の中で数も金額も最高となると紹介。その上で、「なぜ今、史上最大の注文をしたのか」などと提起した。

記事によると、民間航空に詳しい専門家の李瀚明(リー・ハンミン)氏は、「現在の航空機販売業界は感染症による輸送力過剰の影響で市場が低迷しており、徐々に回復する段階にある。この節目に必要な機種を購入すれば優遇の幅はより広くなるだろう。また、3社の24年以降の移動需要増加への自信を示すものでもある」と指摘した。

この他、「3社が一緒に購入すれば単独で交渉するより価格が安くなるかもしれない」との声も上がっており、記事は「今回の注文はナローボディ機の更新に向けた準備でもある」として「国内の航空会社のナローボディ機に対する需要は比較的高く、3社も規模の大きいナローボディ機チームを備えている。ナローボディ機が占める割合は7~9割で、老朽した機材の更新需要があった」という専門家の意見を伝えている。(翻訳・編集/野谷)