年末が近づき、中国内外の各方面からの中国経済の運営状況に対する注目が高まっている。中国国家発展・改革委員会の関係責任者はこのほど、目下の中国経済の情勢と今後の発展の見通しについて解説した。

マクロ経済指標が好調

経済規模が急速に拡大し、今年第1-3四半期(1-9月)には国内総生産(GDP)が前年同期比で5.2%成長し、世界の主要エコノミーの中でトップの成長率を維持した。物価水準は基本的に安定し、1-10月の消費者物価指数(CPI)は同0.4%上昇して、世界の主要エコノミーの高インフレ傾向と明らかな対照を成した。雇用情勢は全体として改善し、10月の全国都市部調査失業率は5%で、高水準だった2月より0.6ポイント低下した。国際収支は基本的なバランスを保った。

生産・供給が緩やかに回復上昇

農業の生産情勢が好調で、通年では穀物が再び豊作になる見込みだ。工業生産は加速し、1-10月には一定規模以上の工業企業(年売上高2000万元以上の企業)の付加価値額が同4.1%成長した。サービス業の伸びが好調で、サービス業生産指数は同7.9%上昇し、1-9月の経済成長に対するサービス業の寄与度は63%に達した。

市場ニーズが急速に回復

消費のホットな話題、注目点が大幅に増加した。1-10月の社会消費財小売総額は同6.9%増加し、1-9月の経済成長に対する最終消費支出の寄与度は83.2%に達した。投資構造が最適化を続け、1-10月の製造業への投資は同6.2%増加し、そのうちハイテク製造業への投資は同11.3%増加した。

質と収益が持続的に改善

新たな原動力の成長拡大が加速し、1-10月の太陽光電池と新エネルギー自動車の生産量はそれぞれ同63.7%増、同26.7%増となった。工業企業の利益が持続的に回復好転し、第3四半期(7-9月)には、一定規模以上の工業企業の利益が5四半期続いた前年同期比減少から初めて増加へと転換した。個人所得の伸びが加速し、1-9月期の全国住民1人当たり可処分所得の実質成長率は5.9%で、上半期を0.1ポイント上回った。

市場の信頼感が引き続き改善

11月の製造業購買担当者景気指数(PMI)の個別指数のうち、生産経営活動期待指数は55.8%となって、2カ月連続で上昇した。世界の主要機関は中国経済の見通しを楽観視している。

国際通貨基金(IMF)は最近、中国のGDP成長率予測を引き上げ調整した。2023年はそれまでの5%から5.4%に引き上げ、24年は4.2%から4.6%に引き上げた。経済協力開発機構(OECD)も最近、23年の中国GDP成長率予測を5.1%から5.2%に引き上げた。

年初以来、中国経済は困難や挑戦に打ち勝ち、下方圧力に耐えてきた。経済回復は波状型の発展、曲折しながらの前進という特徴を示し、経済運営は全体として回復好転した。今年のグローバル経済成長に対する寄与度は3分の1に達して、中国は引き続き世界の成長にとって最大のエンジンになっている。

同委国民経済総合司の責任者は、「中国経済の強靱性が高く、ポテンシャルが十分にあり、融通の余地が大きく、長期的に好転するファンダメンタルズには変化がなく、これからも変化しない」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/KS)