昨年12月に発生した北京地下鉄の事故に関する調査の結果が5日に発表された。国営の新華社などが伝えた。

2023年12月14日午後6時52分、地下鉄昌平線の西二旗駅から生命科学園駅までの区間で一時停止した先行車に後続車が追突する事故が発生した。この事故で、乗客ら130人が骨折するなど多数の負傷者が出たが死者はいなかった。経済的な損失は約950万8000元(約2億円)に上るという。

当局の事故調査チームは、事故の直接的な原因は地下鉄運営会社の準備・対応の不十分さだったと結論付けた。当時の運行指令員は線路の“渋滞”が完全に排除できない状況で、後続車の制限を解除し、かつ後続車の運転士に先行車の一時停止を知らせなかった。また、後続車の運転士は手動で走行中にシステムから減速を促されたが直ちにブレーキをかけなかった。

その後ブレーキをかけたが降雪の影響でスリップし制動距離が延びたため追突事故につながったという。
130人が骨折、北京地下鉄の追突事故の調査結果発表―中国

調査チームの報告を受けた北京市規律検査委員会と北京市監察委員会は、地下鉄昌平線の運営機関である北京市地下鉄運営有限公司と業界監督管理部門である北京市交通委員会の計18人を問責した。また、公安当局は事故について捜査を進めており、北京市地下鉄運営有限公司はすでに規定に基づき関係者を処分している。(翻訳・編集/北田)