2024年2月27日、韓国メディア・韓国経済は「世界のエアソフトガン市場で古くからトップに君臨してきた日本を抑え、台湾が新たな王者に浮上している」と伝えた。

業界によると、エアソフトガン市場は昨年、2兆8300億ウォン(約3195億円)規模に成長した。

毎年6~7%成長しており、28年には3兆3700億ウォン規模に達する見通し。サバイバルゲーム人気、オンラインシューティングゲームユーザーを中心としたマニア層の拡大などが急成長の理由に挙げられている。

エアソフトガン市場をけん引してきたのは「東京マルイ」など日本のメーカーだったが、日本の下請けだった台湾や香港のメーカーが独自ブランドを立ち上げて独立し、競合するようになったという。2000年代以降は「ICSエアソフト」「VFC」「G&G」「King Arms」など台湾メーカーが低コスト高品質で台頭。台湾メーカーの登場で価格のハードルが下がり、エアソフトガン需要の拡大にもつながったという。

エアソフトガンのパワーは法で規制されており、日本は弾速上限0.989J(ジュール)となっている。

後発の香港は2.0J、台湾は5.7Jに緩和した。台湾メーカーの急成長はこの弾速規制緩和の影響も大きいと、記事は指摘している。チェコ(16.0J)、スウェーデン(10.0J)などは上限の数値が高く、サバイバルゲームが活性化されている。米国、フランス、日本など、エアソフトガンを軍事用訓練道具などに幅広く活用している国も多いという。

一方、韓国の弾速は0.2Jに制限されている。射程距離は10メートル未満で命中精度も大きく劣る。

専門家は「この程度ではサバイバルゲームでの活用は事実上、不可能だ」としている。

しかし、韓国のエアソフトガン技術は「世界最高水準」だと記事は強調している。韓国メーカーの「GBLS」は約10年前に市場に参入し独自の駆動方式を開発。ハイエンド市場でファン層を広げている。また、さまざまな技術の特許を国内外で取得し、技術力が認められている。業界関係者は「過度な規制で世界最高の技術力を持つ韓国がエアソフトガン産業不毛の地となってしまった」「少なくとも1.0J水準に規制を緩和するべきだ」と訴えているという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「韓国が正しいと思う。経済論理だけで見るべき問題ではない」「規制はすべきだ。金になるなら何でもありなわけじゃない」「欧州のような基準になったら、路上で打ち合いが起きそうだ」「日本や台湾はどうか知らないが、韓国では絶対に厳しい弾速規制が必要だと思う。少しでも緩和したら問題が起きるだろう」「道行く人を撃った、目に当たって失明した、そんなことになった場合はメーカーが責任を追うというなら規制緩和すればいい」「輸出用のみ許可すればいいのでは」など、韓国内の規制緩和に反対するコメントが殺到している。(翻訳・編集/麻江)