2024年2月27日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、中国企業による欧州企業買収が減少を続けていると報じた。

記事は、英コンサル会社アーンスト・アンド・ヤングがこのほど発表した分析データで、昨年に中国の投資家が欧州で買収した企業が22年より20社減って119社となり、過去最高だった16年に比べると200社近く減って12年以降で最低水準だったことが明らかになったと紹介した。

また、投資額も22年の半分以下となる20億ドル(約3000億円)にまで減少したとし、16年のピークを迎えた中国企業による欧州企業への投資は17年より買収企業数も投資額も減少を続けていると伝えた。

そして、中国企業が欧州企業買収の動きを減らしている要因について、専門家が「ここ数年、中国政府が資本の国外流出を制限していること、中国と西側諸国との政治的な緊張、最近の中国経済の成長鈍化」の3点を挙げていると紹介した。

記事はさらに、同社の専門家が「中国の投資家は、ターゲットの買収が政府から拒否されたり、世論でセンシティブな議論を引き起こしたりしないかについて非常に慎重に審査するようになった」と分析するとともに、今後の展望について「中国企業は現地企業の大規模な買収ではなく、現地に自社工場を建設するようになるだろう」とし、中国の自動車企業や電池メーカーにとってはエネルギーコストが低く、補助が手厚く、審査認可がスピーディーなハンガリーやスペイン、フランス、北欧諸国が狙い目の投資先になるとの見方を示したと伝えている。(翻訳・編集/川尻)