2024年4月23日、仏国際放送局RFI(ラジオ・フランス・アンテルナショナル)の中国語版サイトは、国際エネルギー機関(IEA)が今年の世界の自動車販売における電気自動車(EV)比率を20%と予測したことを報じた。

記事によると、IEAは23日に今年のEV市場に関する報告を発表し、昨年の世界のEV販売台数が前年比35%増の1400万台に達し、全体の自動車販売に占める比率が同4ポイント増の18%になったことを明らかにするとともに、今年のEV販売台数を1700万台、自動車販売全体に占める比率を20%と予測した。

また、昨年販売されたEVの半数以上は中国メーカー製で、BYDなどの中国メーカーは大規模な生産能力や政府の補助によりEV市場における最大の勝者になっているとしている。

IEAのファティ・ビロル事務局長は声明の中で「世界のEV革命はいまだ衰えるどころか、新たな成長段階に入ろうとしている。電池製造の投資ブームは、EVサプライチェーンが前進していることを暗示しており、自動車メーカーの野心的な拡張計画を満足させるだろう」との見方を示した。

IEAの報告はまた、中国ではEVの60%が同クラスの内燃機関車より安い価格で販売されているのに対し、世界の他地域でEV価格が内燃機関車と同等にまで下がるのは30年ごろになり、30年に中国でEVの割合が33%近くに達するのに対し、欧米は20%を超える程度にとどまるとの見通しを示している。

さらに、中国国内のEV購入が世界全体の60%を占め、なおも圧倒的に多いとする一方で、東南アジアをはじめとする新興国でもEV需要が急速に伸びており、ベトナムでは昨年販売された自動車に占めるEVの比率が15%に達し、タイでも前年の4倍となる10%に達したと紹介した。

報告はその上で「中国メーカーがEVの大量輸出を始めており、欧米メーカーはますます強まる圧力の中で戦略の調整を進めている」と評している。

(翻訳・編集/川尻)