台湾メディアのFTNN新聞網は10日、日本で感染が拡大している「人食いバクテリア」について、専門家から「日本への旅行をキャンセルする必要はない」との見方が出ていると報じた。

日本で今年に入ってから3割以上と言われる高い致死率の「劇症型溶血性レンサ球菌感染症(STSS)」患者数が急増している。

手足の壊死や多臓器不全、ショック症状から死に至るため「人食いバクテリア」とも呼ばれ、今年6月2日までですでに昨年1年間の患者数(941人)を上回る977人の患者が報告され、過去最多となっている。

FTNN新聞網の記事はこうした情報を伝えた上で、「日本旅行の達人」として知られ、元感染症科の医師でもある林氏璧(リン・シービー)氏が「日本旅行をキャンセルする必要はない。もし心配なら、コロナ流行期の手洗いやマスク着用といった習慣を復活させるといい」との見方を示したことを紹介した。

林氏は「A群溶血性レンサ球菌への感染は主に飛沫(ひまつ)感染と接触感染であるため予防は比較的容易だ。よく言われていることだが、こまめな手洗いとマスク着用が肝要だ」としたほか、「体に傷がある場合はそこから感染しないように早めに消毒して処置することが必要」とも助言した。

そして、「日本では最近コロナの感染もじわじわと増えているため、旅行で行き現地の公共の場所に出入りする際は、マスクと手洗いを忘れずに」と改めて呼び掛けた。

(翻訳・編集/北田)