台湾メディアのETtodayは12日、日本の飲食店でカウンターに座ろうとして店員に拒否された中国人観光客が「差別だ」と不満を示したものの、店側には別の意図があった可能性があると報じた。

記事によると、中国のSNS・小紅書(RED)でこのほど、日本を訪れた中国人観光客が「差別された」と投稿した。

同観光客はネットで評価の高い飲食店を予約して訪れたが、空席が多かったにもかかわらず「カウンター席に座りたい」という要望は拒否されたという。

同観光客らはテーブル席に案内されたが、照明の関係で暗く感じたため再度「カウンター席に変えてもらえないか」と尋ねると、店員は困ったような顔をして「お待ちください」と一度下がり、再びやってきて「申し訳ありません。予約で埋まっています」とやはり断られたという。

しかし、同観光客らが店を離れる午後10時ごろまで、別の客が入ってくることはなかったといい、「中国人をカウンターに座らせたくなかったからだろう。悲しい」とつづった。

フェイスブックの日本旅行情報を発信する台湾のアカウントはこの投稿を紹介しつつ、「この観光客は誤解した可能性がある」と指摘。

日本の事情に詳しい人物が、以前、日本の店のカウンター席に座らせてもらった際に「なぜ外国人をカウンター席に座らせないのですか」と尋ねた時のことを紹介した。

その際、店の女将は「店主が恥ずかしがり屋で、外国の方に直接注文されたり、話をしたりすると緊張して料理をミスしてしまうことがあるから」と説明。「私も外国人ですが?」と尋ねると、店主に「あなたはよく来てくれるし、日本語がとても上手だから」と言われたという。

女将は「うちの(店主)は照れ屋で英語も下手だから、外国人のお客さんとのコミュニケーションに時間を取られてほかのお客さんへのサービスに影響するんじゃないかと思っているのよ。だからテーブル席に案内して、他の店員に接客させるの」と明かしたといい、同アカウントは「カウンター席に座りたい場合は、店の人に日本語ができることを伝えるといい。そうすれば、座れる確率が高まるかもしれない」と解説した。

(翻訳・編集/北田)