2024年6月14日、韓国・中央日報は「韓国のG7(主要7カ国)加入をめぐる議論が拡散している」と伝えた。

記事によると、米国の戦略国際問題研究所(CSIS)は12日(現地時間)に公開した報告書で「G7に韓国と豪州を含めてG9に拡大するべきだ」と提案した。

記事は、G7について「中国とロシアをはじめ北朝鮮・イランなどが急速にブロック化し、国連など多くの国際機関が無力化している状況で、事実上唯一、国際秩序についての方向性を示している多国間協議体」と説明。その上で、CSISがG9への拡大を提案した背景には「『G7の影響力低下』と『欧州に偏った現体制の限界』がある」と指摘し、「G7加盟国は日本、米国、英国、ドイツ、フランス、イタリア、カナダの7カ国。1975年にカナダ(1976年に加入)を除くG6として発足した際、6カ国の国内総生産(GDP)は世界の60%を占め、先進国の首脳らによる年次会議は文字通り『ゲームのルール』だった。ところがG7のGDPシェアは1992年の66.9%をピークにその後減少し、43.4%になった。これは、1970年代に3%だった中国のGDPシェアが18%に急増したためだ」「中国と競う米国には、未来の経済・安全保障を左右するAI(人工知能)と先端半導体技術を保有する韓国や台湾などアジアのパートナーが必要となったが、G7はいまだ1970年代に経済の中心だった欧州に重きが置かれている」などと伝えている。

CSISは「G7でアジアを代表する国は1カ国(日本)のみで、発展途上国の声も排除されている」「そのような構造ではグローバル・ガバナンスを先導できない」と指摘した。

また、韓国については「新興技術の供給網を保護する上で重要な役割を果たしている」「一部のG7加盟国より優秀な成果を挙げている」と強調したという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「G7に招待されたのに、全く仲間に入れてもらえなかった文在寅(ムン・ジェイン)前大統領を思い出す」「トランプ政権時に加入できるはずだったのに、文政権が国際社会で孤立化していたために失敗に終わった」「文政権時に比べたら大きな変化。現政権は外交だけはよくやっている」「韓国のG9メンバー入りを積極的に支持する」「韓国の経済力が相当なものであることは確か。人口減少が深刻ではあるが、植民地時代や朝鮮戦争を経てここまで成長できた韓国は本当にすごい」「韓国は政治を除いて全て先進国。政治を除けば暮らしやすい国だよ」などの声が上がっている。

また「G7加入は本当に必要?義務が増えるだけでは?」「加入したらどんな得があるのか、具体的に教えてほしい」との声も見られた。

(翻訳・編集/堂本)