中国自動車大手の北京汽車と韓国のヒョンデの中国合弁である北京現代の呉周濤(ウー・ジョウタオ)董事・常任副総経理は、北京市内で開催された自動車関連フォーラムで講演し、「一部の自動車メーカーによる愛国心に頼った販売は業界にとって有害だ」との認識を示した。中国メディアの快科技が16日、報じた。

呉氏は「今の自動車市場には過当競争が存在する。健全な競争によって業界が発展するなら、それは良貨が悪貨を駆逐する過程だが、過当競争の場合、市場は悪貨が良貨を駆逐する過程だ」とし、「今の自動車市場では不合理な競争行為がみられる」と指摘した。

呉氏はその例として、「補助金政策に頼る」「サプライヤーを圧迫する」「不適合品を適合品と偽って販売する」「虚偽の宣伝をして消費者をだましたり、いわゆるサクラやネットインフルエンサーを利用して競合他社を攻撃したり、愛国心で消費者を誘惑したりする」ことを挙げ、「これらは業界全体の発展にとって非常に有害で、われわれはやめさせなければならない」と述べた。

呉氏は「真に健全な競争は技術革新とコスト管理にかかっている。それらによってもたらされる健全な競争は合理的であり、業界の長期的な発展に必要だ」とし、「北京現代は、価格ではなく製品と技術で競争する。これまでは国内市場に重点を置いてきたが、戦略的転換を進めている」と述べた。

(翻訳・編集/柳川)