2024年6月24日、韓国・MBCによると、イタリア西部サルデーニャ島のスティンティーノ市に旧日本軍慰安婦被害者を象徴する「平和の少女像」が設置された。記事は「日本側が抗議したが、スティンティーノ市の強い意思により設置が実現した」と伝えている。

記事によると、観光客が行き交うスティンティーノ市の海辺で22日、少女像の除幕式が行われた。元慰安婦を支援する韓国の市民団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯(正義連)」関係者は、今回の少女像設置について「他の少女像と違い、現地団体の長、つまりスティンティーノ市長が非常に強い意思を持って主導した」と説明した。

日本は「慰安婦問題は一部の韓国の市民団体の偏向した主張だ」と反発しており、除幕式直前にもスティンティーノ市を訪れ抗議したという。日本の一部メディアからは「スティンティーノ市が慰安婦像の碑文の偏向性を認め、修正することを決めた」との報道も出ていた。

これについてスティンティーノ市長は「公式取材が行われた事実はなく、日本大使の随行員の中にジャーナリストが含まれていたのかも分からない」と不快感を示し、「少女像の碑文を変更する計画はない」「(日本政府側や日本大使館側との接触は)全くない。日本大使は個人の資格で訪れた」と明かした。

また、スティンティーノ市に少女像を設置した理由については「少女像が戦時中の女性への暴力に対する国際的非難を象徴しているため」と説明したという。

少女像の碑文には「第2次世界大戦時に日本軍はアジア・太平洋全域から数多くの女性を強制的に連れ出し、性奴隷とした」「少女像はその被害者たちを記憶する象徴」などの内容が記されている。

最後に記事は「少女像撤去に向け日本側の圧力はさらに強まるとみられるが、韓国政府はこれといった対応をしていない」とし、「韓国政府は『各自治体と市民団体の間の問題について政府が立場を示すのは権限侵害に当たる可能性があり不適切だ』との考えだが、一部からは『日韓関係改善を進めていることと無関係ではない』と指摘する声も上がっている」と伝えている。

この記事を見た韓国ネットユーザーからは「ありがとう、イタリア」「韓国の大統領よりイタリアの小さな都市の市長の方が勇敢で立派」「韓国政府より歴史認識がしっかりしていてうらやましい」「今の韓国は無政府状態だ」「海外旅行はイタリアへ行こう。そして少女像の前で記念撮影をして、観光名所にしよう」「少女像は日本を非難するためにつくられたものではなく、戦時中に犠牲となった人権を少女の姿で表現したもの。日本は率先して設置するべき」「日本が歴史を正しく受け入れ、反省する日は来るのだろうか」などの声が寄せられている。

(翻訳・編集/堂本)