パリ五輪体操男子個人総合決勝で2位となった中国のエース張博恒(ジャン・ボーヘン)。試合後にある人からメダルがどれくらい重いのか手に持たせてほしいと頼まれ、ポケットに入れていたメダルを「銀メダルだから」と取り出すのを断ったことが伝えられ、話題になっている。
予選首位の張は7月31日の決勝で、最初の種目ゆかの着地で頭と両手を付いてしまい大きく出遅れたが、5種目目を終えた時点でトップの日本の岡慎之助に0.366点差の3位まで追い上げ、最終種目の鉄棒でダイナミックな技を連発し着地も決めたが、岡に0.233点及ばず銀メダルに終わった。
張が話したとされる一言について、中国のSNS・微博(ウェイボー)では、「そうだよね、つらいよね。でも頑張った」「終盤の追い上げはすごかった」「銀メダルでも最高の銀メダルだ」「悔しさのエネルギーが飛躍のバネになると信じています」などのコメントが寄せられた。(翻訳・編集/柳川)