パリ五輪卓球男子シングルス準々決勝で中国の樊振東(ファン・ジェンドン)に敗れた張本智和のインタビューが話題になっている。

1日に行われた試合、張本は2ゲームを連取するなど好調なスタートを切ったが、その後は互いにゲームを奪い合い、接戦の末3-4(11-2/11-9/4-11/7-11/11-4/7-11/7-11)で敗れた。

中国メディアの新浪娯楽によると、張本は試合後に樊振東と握手を交わして相手を祝福。また、インタビューでは「第6、7ゲームは、彼を相手に出せる新しいものは何もなかった。第7ゲームは彼のアジャストする能力が高かった。最後の2ゲームは、彼は僕のことを恐れていなかった。実力がやはり足りなかった」とし、「もし樊振東が金メダルを取ったら、自分にとっては慰めになる」と語ったという。

中国のネットユーザーからは「張本は尊敬すべきライバルだ」「彼は実力もあり、人柄も謙虚で素晴らしい」「本当に真摯(しんし)な受け答えだ。一緒に樊振東を応援しよう」「彼の人柄、実力、意志、気合いはどれも素晴らしい」「張本は強い。もう少し上(準決勝以上)で当たってたらメダルは取れただろうな」といった声が上がった。

また、「彼の言葉は非常に教養がある。今後、彼が金メダルを取る可能性はあるだろう」「まだ21歳なのにこれほどの実力を持っているとは本当にすごい」「次のロス五輪の頃にはピーク。君はメダルを取るにふさわしい」「最も恐るべきは彼がまだ21歳ということ。まだ何大会も五輪に出場できる。

潜在力は無限大」など、今後に期待するコメントも寄せられていた。(翻訳・編集/北田)

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