「盛世竜」と名付けられた電動垂直離着陸機(eVTOL)が1日、江蘇省南京市浦口区の南京市無人機拠点から離陸し、長江を横断飛行し、川沿いを旋回飛行した後に拠点に戻った。飛行距離は25kmで、往復飛行時間は10分。

1トン級以上のeVTOLによる長江横断飛行は今回が初めてでもある。科技日報が伝えた。

同機は完全電気動力を搭載し、垂直離陸後に空中で固定翼飛行モードに切り替え水平巡航する。柔軟に離着陸できるヘリコプターの特徴を兼ね備えている上、低騒音、グリーンで環境に優しく、コスト面で優れている。

同機は上海峰飛航空科技が独自に開発。同社は2月に世界初の都市間・海上横断飛行(深セン―珠海)を実施し、両地域の車で3時間の移動時間を20分に短縮した。そして5月に1トン級以上のeVTOLによるアラブ首長国連邦における123kmの初飛行を実施した。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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