パリ五輪バスケットボール女子1次リーグの試合をめぐり、中国のネット上で日本にあらぬ疑いがかけられている。

4日に行われた第3戦で日本はベルギーに58-85と27点差を付けられて敗戦。

3連敗となり、グループCの4位(最下位)が確定し、決勝トーナメント進出を逃した。

今大会では、12チームが4チームずつ3グループに分かれて1次リーグを戦い、各グループ上位2チームと、3位チームの中の上位2チームの計8チームが決勝トーナメントに進む。そのため、試合結果は他のグループのトーナメント進出の行方にも影響を与える。

中国のスポーツメディア・直播吧によると、グループA3位の中国は日本対ベルギーの試合でベルギーが27点差未満で勝利していれば、ベルギーを上回って決勝トーナメントに進出することができた。しかし、日本が27点差で敗れたため、わずか1点差で涙をのむことに。

中国のネット上では「日本の手抜きは明らかだ」「はははは。ピッタリ27点とはね。八百長をする君たち(日本とベルギー)が大きい大会でメダルを取れると思うなよ。天は公平だ」「日本とベルギーは示し合わせていた」「ポイントは計算していたはず。中国を落とすためにわざとやったに違いない」「日本は中国にとって永遠の敵国」といった声が上がり、あるブロガーが「26点リードされた日本は主力選手と帰化選手を交代で下げた!(試合をあきらめた)」と指摘した投稿には多数の“いいね”が寄せられた。

一方で、「(中国は)主導権が他者にある時点でだめ。トーナメントに進出しても米国と当たるし、どうせ勝ち上がれない」「自分で勝ち上がるチャンスを逃したのだから仕方ないだろう」「スポーツ競技に勝ち負けは付き物。

他力本願ではダメ」といった冷静な意見も出ている。

なお、日本がベルギーに敗れた時点で中国にはまだ決勝トーナメント進出の望みがあったが、オーストラリアが順当にフランスに勝利したことでそれもついえ、中国の1次リーグ敗退が決まった。(翻訳・編集/北田)

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