中国のSNS・微博(ウェイボー)で東アジア3カ国の出生数の減少スピードに関する投稿があり、大きな反響が寄せられている。

微博で80万超のフォロワーを持つブロガーは4日、「日本の出生数が半減するまで約40年、韓国の出生数が半減するまで約20年、わが国の出生数が半減するまで6年」と説明し、「目覚める人が多ければ多いほど、結婚・出産をしない人が増える。

良いことだ」との見方を示した。

日本の2022年の出生数は約79万人で1982年(約152万人)から半減。韓国の2022年の出生数は約25万人で20年前から半減した。中国では16年の1880万人をピークに減少し、6年後の22年には956万人とほぼ半減した。

中国のネットユーザーからは「これぞチャイナスピード(皮肉)」「ニラ(搾取される者)がどんどん少なくなり、収穫できなくなってる」「やっぱり産むのは控えた方がいい。生きるのは疲れる」「中国の場合は計画出産の結果だがね」「ますます多くの女性が気付き始めている。気付いた女性は子どもを産まない」「私みたいな貧乏人は最終的に淘汰されると決まっている。それなら勝負せずに自分から淘汰されていくよ」といった声が上がった。

また、「今は経済的に稼げる女性は結婚したがらない。特に都市部ではそう。仕事が優秀な人の多くは結婚を望んでいない」「普通の人は職探しも大変なのに家庭なんてつくってる場合じゃない。出産にも育児にも教育にもお金がかかる。

必死に育てた子どもが大人になってもぐうたらでは、やってられない」「産む人、産まない人がいるけど、DNAから言うと最終的に産み育てた人の遺伝子が残っていくんだよね」といったコメントも寄せられている。(翻訳・編集/北田)

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