2024年8月11日、中国SNSの微博(ウェイボー)では、日本の卓球選手、張本智和のSNSアカウントに掲載されていたプロフィールに発生した「ある変化」が注目を集めて議論を呼んだ。
「ある変化」が見られたとして注目されたのは、張本のインスタグラムアカウントのプロフィール画面。
張本は22年11月にアジアカップで優勝し、直後の同年第47週世界ランキングで自己最高かつ日本人最高の2位となった。今月6日現在の最新世界ランクは9位となっている。また、パリ五輪では混合ダブルスで1回戦敗退、男子シングルスで準々決勝敗退、男子団体で4位と3種目に出場したもののメダルに手が届かなかった。試合に敗れて意気消沈する様子がたびたび見られたことから、微博では「張本智和崩壊」など関連ワードがたびたびトレンドワード入りした。
張本のプロフィールから世界ランクの記述が消えたことについて、中国のネットユーザーは「世界ランクなんて何の説明にもならない」「世界ランクが高くても3大大会で優勝しなければ何の意味もない」「五輪でひどかったから、ちょっとかわいそうに思える」といった感想を残している。
また、「まだ21歳で若いから、これからがある」「世界ランキングが単なるポイントの積み重ねに過ぎず、メダルを取れる能力を示すものではないということを早く認識できたことはとてもよかったと思う。五輪で勝つには平常心が必要だし、実力だけでなく運やチャンスも生かす必要がある」「張本は物の見え方がどんどん変わっていって、ますます成熟してきていると思うよ」など、パリ五輪での挫折を糧にしてさらに強くなる可能性があることを指摘し、期待する声も寄せられた。(翻訳・編集/川尻)