2024年8月16日、韓国メディア・アジア経済によると、韓国の公営放送KBSが使用しているロゴのデザインが「日本語に見える」として物議を醸している。

記事によると、KBSの公式YouTubeチャンネルの一つ「KBS Entertain」(チャンネル登録546万人)のロゴが、ひらがなを用いたデザインに見えるとの声が上がっている。

複数のネット上のコミュニティーに「『英語だ VS 日本語』解釈が割れているKBSYouTubeチャンネルロゴ」とのタイトルで投稿が拡散されているという。

ロゴは黄色い丸の中に、顔に見えるように文字が配置されている。投稿者は「アルファベット(e、n、t)に見えるか、日本語(の、へ、ナまたはメ)に見えるか」と意見を募りつつ、ひらがなの「の」を目に見立てるのは「へのへのもへじ」の特徴だとも指摘している。

これには、「どこが英語に見えるのか」「日本のアニメでよく見る。100%ひらがなだ」「偏見なく見ても日本語」など、「ひらがなに見える」との返信が多数ついている。一方で、「こじつけすぎ」「entに見えるけど」という声も少なくない。

このロゴは2019年から使用されており、関係者は「5年前に『ent』の文字を組み合わせて作ったもの」だと、ひらがな説を否定している。

「君が代」で批判浴びた韓国KBS、今度はロゴが「日本語に見える」と物議

KBSは光復節(日本からの解放記念日)の8月15日0時から、ソウルで6月に行われたオペラ公演「蝶々夫人」のもようを放送。視聴者から「光復節の放送として不適切だ」と指摘する声が上がった。これには「当初は7月末の放送予定だったが、五輪中継のために変更となった。日程が適切か確認・検討しなかった制作陣の不手際」だと謝罪した。

また、15日放送のニュース番組で左右反転した太極旗の映像を使用し、批判を浴びた。

「スタッフがCG処理の過程で行ったミス」だと認め、「こうした問題を繰り返さないよう細部まで配慮していく」と謝罪した。

この記事に寄せられた韓国のネットユーザーの声も割れており、「どう見ても日本語」「日本語を5分ほど勉強してみれば分かる。これがひらがなじゃないなんてふざけたことを言うな」「公営放送だといばってるくせにこんなことをやってるとは」「みんな、KBS受信料をボイコットしよう」「ばかばかしい」「百歩譲ってもentに見えるよ」「これは英語でしょ」「アルファベットには見えるけど『n』ではなく『c』だな」「なぜわざわざ『e』を脳内でひっくり返して『の』と考えるのか。それなら『卍』もひっくり返したらナチスの印だから使うなと言わないと」など、さまざまなコメントが並んでいる。(翻訳・編集/麻江)

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