2024年8月20日、韓国・MBC NEWSは「韓国政府の支援を受けている在日韓国人向け学校(が前身)の京都国際高校が強豪・智辯学園を4‐0で破り甲子園ベスト4進出を決め、韓国語校歌が斉唱されたが、試合を生中継したNHKが歌詞の中の『東海』を『東の海』と表記した日本語訳を表示し、物議を醸している」と伝えた。

京都国際高校の韓国語校歌の歌詞の中には、韓国政府が主張する日本海の国際的呼称「東海(トンヘ)」という単語が登場する。

記事は「NHKが表示した日本語訳では、固有名詞である『東海』が『東の海』に変更されていた」とし、「さらに『韓国の学び舎』という歌詞も、『韓日の学び舎』という本来の意味とは異なるものになっていた」と指摘している。

NHKは「日本語訳は学校から提出されたものです」とのテロップも流したが、京都国際高校はMBC NEWSの取材に対し「立場を表明するのは難しい」と述べたという。

記事は「京都国際高校が歪曲(わいきょく)された日本語訳に異議を唱えるのは難しい状況だ」と指摘し、「韓国語校歌が放送されるたびに日本のSNSなどでは一部から嫌韓投稿が拡散され、学校や選手、生徒たちの安全が懸念されているため」と説明している。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「嫌韓に負けず頑張ってほしい」「ベスト4進出おめでとう。必ず決勝に行って優勝しよう」「悔しさをバネにして優勝してほしい」など応援の声が寄せられている。

また「生徒たちを守るためには仕方ないよ」「日本では『日本海』と呼ばれているのに『東の海』で許されているのだから、日本人は寛大な方」「校歌の話はもうやめて、各選手たちの活躍ぶりに注目してあげようよ」との声も見られた。(翻訳・編集/堂本)

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