2024年9月8日、韓国経済TVによると、現代自動車(ヒョンデ)の小型多目的スポーツ車(SUV)「キャスパー」が、2024年10~12月期に欧州市場、2025年に日本市場に進出する。

記事によると、今年1~8月のキャスパーの販売台数は計2万8784台で、前年同期(2万8376台)より1.4%増加した。1~7月の販売台数(2万3753台)は前年同期より少なかったが、8月の1カ月で5031台を販売し増加に転じた。キャスパーのひと月の販売台数が5000台を超えたのは今年初めてだという。

この変化は、最近発売された電気自動車(EV)モデル「キャスパーエレクトリック」がもたらした。キャスパーは8月にガソリンモデルを3592台、EVモデルを1439台販売した。今年の残り4カ月間に毎月約5000台ずつ販売した場合、22年に記録した年間最多販売台数(4万8002台)を上回ることになるという。

「キャスパーエレクトリック」は24年10~12月期の欧州市場を皮切りに、世界約50カ国に順次輸出される。25年1~3月期には日本でも販売が開始される予定となっている。欧州と日本は韓国に比べて車道が狭い上に駐車スペースも多くないため、小型EVの需要が高いとされている。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「悔しいけど、日本の車産業は韓国が追いつけるレベルではない。日本はすでに軽自動車天国で、技術力も欧州と同等もしくはそれ以上だ。それでも一度挑戦するというのだから応援はしてあげたいけど」「軽自動車の需要が極めて少ない韓国が、軽自動車天国の日本で成功できるとは思えない。それに日本の軽自動車はモデルが多く、デザインや燃費なども良くて韓国の軽自動車は付け入る隙がない」「日本人が韓国製品、それも自動車を買うと思う?」「日本ではEVが売れず、現代自の看板も見たことがない。日本の若者はお金がなく、お金のある年齢帯はメード・イン・コリアをメード・イン・チャイナより格下扱いしている。希望は見えないな」「現代自が日本で成功する確率は、中国のスマートフォンが韓国で大ヒットする確率と等しい」など、厳しい声が上がっている。(翻訳・編集/堂本)

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