内モンゴル自治区通遼市科爾沁左翼後旗工業・情報化局の6日の発表によると、中国初の砂漠砂を太陽光発電砂に転化する生産ラインがこのほど、現地で試験生産を開始した。各種生産フローは現在、安定的かつ秩序正しく、正常に運転している。

中国新聞網が伝えた。

この生産ラインは、中建材通遼矽砂工業の「甘旗卡砂鉱年産30万トン太陽光発電砂および20万トン低鉄長石生産ライン」プロジェクトに属する。プロジェクトの投資総額は2億元(約40億円)で、浮選高硅砂製品を基礎とし、より純度の高い精製を行う。最終的に製品の指標のうち、二酸化ケイ素の純度が99.5%以上、酸化鉄が0.01%(100ppm)未満になり、「太陽光発電砂」の指標の要求を満たす。

砂漠砂・太陽光発電砂転化ラインが試験生産を開始―中国

中建材通遼矽砂工業の姚楽副総経理は、「生産ラインの試験生産・調整作業が着実に進められている。各種調整指標は予想の効果を発揮しており、間もなく正式な生産段階に入る。プロジェクトの正式な稼働後、太陽光発電砂の年間生産量は30万トン、低鉄長石は20万トンで、年間収入は2億元になる」とした。

また、科爾沁左翼後旗工業・情報化局の于暁峰局長は、「現地の硅砂の確認埋蔵量は350億トンだ。同プロジェクトは中国初の砂漠砂を太陽光発電砂に転化する生産ラインで、現地にもたらす影響は大きなものとなる」とした。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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