サッカーのワールドカップ(W杯)アジア最終予選グループCで中国と対戦するサウジアラビアの監督が、中国の実力を評価しつつも「5、6点取りたい」と語った。中国メディアの澎湃新聞などが報じた。

5日に行われた最終予選の初戦の日本との試合で0-7と歴史的な大敗を喫した中国は10日、初戦で伏兵インドネシアと1-1で引き分けたサウジアラビアをホームに迎える。

9日の夕方に行われた前日の会見で、サウジアラビアを率いるロベルト・マンチーニ監督は「中国は良いチームだ。日本に負けたが、明日の試合はより良くなっていると思う。だが、われわれも勝ち点を取らなければならない。前の試合のようなチャンスがあれば、われわれはそれをしっかりとものにしなければならない」と語った。

その上で、「われわれもトレーニングを強化している。1試合で5、6点取れれば、素晴らしいことだ」と述べ、ライバルである日本と同様、得点差をつけて勝利したいとの考えものぞかせた。

<サッカー>サウジ監督「中国は良いチーム、5、6点取りたい」=中国ネット「謙虚だな」

また、初戦ではインドネシアの守備に手を焼いており、中国のディフェンスラインの穴を見つけることができるかが課題になるという見方について、「日本と中国は異なるスタイルのチーム。インドネシア戦でわれわれはいくつかのチャンスをつかむことができなかったが、次はチーム一丸となって、勝利を目指したい」と言及。「勝ち点を奪うことがわれわれの目標だ」と語った。

中国のネットユーザーからは「5、6点とは謙虚だな」「控えめな予想だね」「10点は取れるんじゃないか(笑)」「(サウジにとっては)得失点差を稼ぐチャンスが来た」「サウジにとっては逆にプレッシャー」「たとえサウジのゴールキーパーがいなくても中国は6点も取れない」「サッカーはあんまり詳しくないけど、『中国は良いチーム』ってとこには賛同しかねる」「このグループは、中国相手に大勝できなかったチームが敗退するだろう」といったコメントが寄せられている。(翻訳・編集/北田)

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