中国の卓球選手・張継科(ジャン・ジーカー)に授業料持ち逃げ疑惑が浮上した問題で、卓球クラブ側がこれを否定した。中国メディアの大皖新聞が11日に報じた。
このほど、「張継科が逃げ出した」との情報が中国のSNS上で注目を集めた。あるSNSのスクリーンショットには、張自身が技術顧問を務める浙江省寧波市の卓球クラブで集めた授業料160万元(約3200万円)以上を持ち去ったとの内容が記されていた。
ネットでうわさが拡散したことについて、張が指導している卓球クラブ・寧波毎日体育クラブの関係者は「張継科は通常通り授業を行っている。(たった)160万元のために逃げ出すことはあり得ない」とし、「(張は)ここ数日は出張に行っていて、寧波にはいない」と説明した。
ネットユーザーからは「技術顧問がクラブの金に手を付けられるとは考えにくい」「彼がこれっぽっちの金で逃げるとは信じられない」「彼にとっての160万元は普通のサラリーマンにとってのA4用紙1枚でしかない」「彼のイメージをおとしめたい人が流したデマだろう」などのコメントが寄せられた。
現在、一線から退いている張は昨年4月、賭博や元恋人が絡んだスキャンダルが報じられ公の場に姿を現すことが少なくなったが、今年1月に同クラブの技術顧問に就任。1万元(約20万円)近い高額の月謝が話題になっていた。(翻訳・編集/北田)