2024年9月13日、韓国・イーデイリーは「尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の支持率が就任後最も低い数値を記録した」とし、「大学医学部の定員拡大計画をめぐる対立が支持率低下の原因とみられる」と伝えた。

記事によると、世論調査機関の韓国ギャラップが10~12日にかけ韓国の成人男女1001人を対象に行った電話調査の結果、尹大統領の支持率は前週より3ポイント下がり20%を記録した。

これは22年5月の尹大統領の就任以降で最も低い数値だという。尹大統領の国政を否定的に評価する不支持率は前週の67%から70%に上がり、就任以降最も高かった。

否定的に評価する理由としては「大学医学部の定員拡大(18%)」が最も多く挙げられた。記事は「医療界が反発して医療の『空白』が長期化している上、その解決法をめぐって与党内でも対立が起きているためとみられる」と説明している。

後には「経済・民生・物価(12%)」、「コミュニケーション不足(10%)」、「単独的・一方的(8%)」、「全般的に間違っている(6%)」が続いた。

一方、尹大統領の国政を肯定的に評価する理由として多く挙がったのは「外交(15%)」、「大学医学部の定員拡大(14%)」、「決断力・推進力・粘り強さ(5%)」などだったという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「20%あることに驚き。一体誰が支持しているの?」「20%ならもう支持者はいないと考えるのが正解」「世界最高レベルの医療システムを破綻させたのだから当然だよね」「大統領がいくら違うと否定しても、国民は医療崩壊を体感しているから支持率は低下し続けるよ」「国がさらに混乱する前に辞任するべきでは」など厳しい声が多数上がっている。(翻訳・編集/堂本)

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