スイスの独立検察官・コティエ氏は12日に発表した報告書で、世界反ドーピング機関(WADA)が中国人水泳選手23人の試合参加を許可した決定には偏見はないと指摘しました。その後、米国の反ドーピング機関の最高執行官がこの報告書を批判し、新たな調査を呼びかけました。

中国外交部の毛寧報道官は13日の定例記者会見でこれに関する記者の質問に答え、「スポーツ問題は政治化されるべきではない」と述べました。

毛報道官はその際、「この報告書に注目している。具体的な問題については中国側の主管部門に問い合わせることを提案する。原則として、中国は世界アンチ・ドーピング規程を厳格に遵守し、ドーピング使用に対しては一切容赦しない態度を貫いている。私が強調したいのは、スポーツ問題は政治化されるべきではなく、各国の選手は分け隔てなく平等に扱われるべきであるということだ。公平な競争の環境は、確実に維持されなければならない」との態度を表明しました。(提供/CRI)

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