2024年9月15日、韓国・韓経ビジネスは「サムスン電子・LG電子に完全に負けた…家電王国日本の墜落」と題した記事を掲載した。

記事は「今月初め、独ベルリンで世界最大級のエレクトロニクスショー『IFA 2024』が開催されたが、かつて『家電王国』と呼ばれた日本のメーカーが会場では見当たらず、その空席を韓国と中国が埋めていた」とし、「ソニーは2020年からIFAに参加していなかったが、今年は欧州法人がビジネスミーティング中心の非公開ブースのみで参加した。

展示ブースは設けていなかったことから、ソニーがIFAに戻ってきたことを知る来場者はほとんどいなかった」「かつてのソニーはIFAで毎回、サムスン電子と展示ブースの広さで競い合っていたが、2010年にサムスン電子が設置した7365平方メートルという広さのブースを追い抜くことはなかった。19年を最後に、新型コロナウイルスの流行以降、展示ブースを設置することはなくなった」「シャープ、東芝は今回、トルコの家電メーカー『ヴェステル』の隣にブースを設置した。両社はヴェステルと商標権使用契約を結んでいる。パナソニックのブースは展示館の中心部からやや離れた場所に設置されていた。そのブースのすぐ隣には、『IFA NEXT』に選定された韓国企業やKTがブースを出し、注目度では(パナソニックに)勝っていた」などと説明。

「今回のIFAで、サムスン電子やLG電子など韓国企業は人工知能(AI)をキーワードにさまざまな技術を披露した。最大規模での参加となった中国は物量攻勢で世界を圧倒した」とし、「これまで『日中韓』だった家電市場の構図が、日本が萎縮している間に中韓の激烈な争いへと変化した」と指摘している。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「ソニーがかつてウォークマンやテレビをつくっていたと知らない人もいるのでは。もう別の会社になってしまった」「あと数年もすればIFAは中国メーカーだらけになるだろう。韓国の家電メーカーも未来は暗い」「自動車は日本と中国、携帯と家電は中国、半導体は台湾。既に市場を一つずつ浸食されている」「サムスンも家電ではLGに負けている。気を引き締めよ」「韓国もうぬぼれず、中国メーカーに負けないよう常に革新し、優越性を維持していかなければ」「おごってはいけない。

中国企業に同じ目に遭わされる日は遠くない」などのコメントが寄せられている。(翻訳・編集/麻江)

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