2024年9月30日、韓国メディア・毎日経済は「現代自動車(ヒョンデ)がグローバル累積車両生産1億台を達成した」と伝えた。現代自動車は30日、蔚山(ウルサン)工場で累積生産1億台達成記念行事を開いた。

1967年に創立された現代自動車は、翌68年11月に蔚山工場で第1号車両「コーティナ」を生産し、完成車メーカーとしての一歩を踏み出した。初の独自モデルは75年の「ポニー」で、96年に累積生産1000万台を記録した。

韓国国内市場に重点を置いていた現代自だが、90年代からグローバル市場攻略と次世代技術開発を本格化し、これにより累積1億台を実現した。97年トルコ工場、98年インド工場、2005年米アラバマ工場、09年チェコ工場、12年ブラジル工場と海外生産拠点をハイペースで増やし、販売数を急速に伸ばした。13年には累積5000万台を生産し、それから11年でこれを2倍に増やした。1億台のうち最も多く販売されたのは1537万台が売れた「アバンテ」だという。

累積生産1億台を達成したのは、グローバル完成車メーカーでも5社ほどだという。達成までの期間はトヨタ自動車が創立63年、独フォルクスワーゲンが69年、米フォード、日産自動車は70年以上。現代自は創立から57年での達成となった。記事は「トヨタより5年も早い」と強調している。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「おめでとうございます。目指せ世界一の自動車メーカー」「ほとんどの産業で今や韓国は日本の先を行っているか追い付いている」「持続的な投資と研究開発で、これからも世界市場をリードしていってほしい」「次は2億台だ!」など喜びの声が寄せられている。

一方、「そんな記録が重要かね?」「トヨタと不良率も比較してみたらどう?」「日本がいなければ韓国の今の発展はない。戦後、文化、教育、技術、全て日本のものを模倣してきた」「国民の国産車愛がここまでにしてくれたんだということを忘れてはいけない」「労組がなければもっといい成果を上げられたろうに」などの声も見られた。(翻訳・編集/麻江)

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