サッカーの中国代表は5日夜、2026年ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第3戦のオーストラリア戦(10日)に向けて上海を出発した。
中国メディアによると、中国サッカー協会は当初、選手の負担軽減のためオーストラリアへの往復にチャーター機の使用を検討していたが、否定的な世論に配慮して通常便で移動することに決めたという。
9月に始まった26年W杯アジア最終予選で、グループCの中国は敵地で日本に0-7、ホームでサウジアラビアに1-2と連敗発進。10月の2連戦では10日に敵地でオーストラリアと対戦し、15日にはインドネシアをホームに迎える。
著名サポーターの「退銭哥」こと何勝(ホー・ション)氏は6日、自身の微博(ウェイボー)を更新し、「今の代表選手たちは、以前(の代表選手たち)に比べて稼ぎが少なく、待遇も良くないのに、ののしられるのは最も多い。国のために力を尽くしたくない選手がいたとしても無理はない」との考えを示した。
中国のサッカーファンなどからは「この成績で彼らにそんな(チャーター機で移動する)資格はない」「ののしられるのも自業自得」「成績も最悪だね」「稼ぎが少ないといっても一般人より多いでしょ」「1994年のプロ化以来、代表チームの成績は下がる一方」「チャーター機を使用すべき時はためらわず使用すべき。世論に配慮する必要はない」などのコメントが寄せられた。(翻訳・編集/柳川)