2024年10月7日、韓国メディア・韓国経済は「外国人観光客効果により済州島の観光業界が活気を取り戻している」とし、「コロナ禍にピークを迎えた韓国人観光客の数は減少しているものの、外国人観光客の数が大幅に増加している」と伝えた。
記事によると、7~9月期に済州島を訪れた観光客の数は369万人で、前年同期(342万9829人)比7.9%増加した。
済州島の観光客増加は外国人がけん引した。7~9月期に済州島を訪れた外国人観光客の数は58万5296人に達し、前年同期(25万6229人)比128%増加した。一方で韓国人観光客は繁忙期にもかからわず、ぼったくり料金やサービスの質低下などが問題となった影響で前年同期比2.1%減少したという。
外国人観光客の増加により、ロッテ観光開発が運営する済州ドリームタワー複合リゾートは7~9月期の売上高が1296億500万ウォン(約142億円)で過去最大を記録した。会社側は「8月の最盛期を過ぎた上、10月に中国の国慶節がある影響により9月は比較的閑散期に当たるが、中国以外にも日本、台湾、香港、米国、シンガポールなどさまざまな場所から観光客が訪れ、期待以上の成果だった」と話したという。
SK証券アナリストのナ・スンドゥ氏は「済州島を訪れる外国人観光客が月20万人水準となり、カジノの売上高も300億ウォン以上を記録するほどの基礎体力が十分ついたと評価できる」とし、「10月の国慶節特需と、中韓関係改善に向けた試みが続いていることも好材料として作用するだろう」と話したという。
この記事を見た韓国のネットユーザーからは「韓国人が中国に行くときはビザが必要なのに、中国人はノービザで入って来られる理由は?」「中国人が土地や建物を買えないように規制してほしい。このままだと済州島が中国のものになってしまう」「先週済州島旅行に行ったら、どこもかしこも中国人だらけで全く楽しめなかった」「済州島に行かない理由としては、ぼったくり、店員が不親切、中国人が多過ぎる」「中国で中国のガイドと契約し、済州島に来て中国人が運営する店を主に見て回る。つまり事実上、韓国の土地で中国観光をしているんだよね?」「韓国人が済州島で違和感を抱くのは、間違った方向に進んでいる証拠だよね?」など、否定的な声が多数寄せられている。(翻訳・編集/堂本)