2024年10月9日、韓国・KBSは「K-POPやK-ドラマブームで韓国語を学ぶ外国人学生が増え、特に日本では半数以上の大学が韓国語の授業を行うほどの人気となっている」と報じながら、「朝鮮語」という名称が用いられていることが問題点だと伝えた。
慶應義塾大学では韓国語関連授業だけで130ほどあるが、講義名が「朝鮮語インテンシブ」となっているなど、「韓国語」ではなく「朝鮮語」という名称が使われている。
報道は「日本の学界は1990年代に、朝鮮半島の言語の総称として『朝鮮語』という表現を使用した」「その影響で今でも日本の大学では『朝鮮語』が用いられている」と説明している。ただ、早稲田大学では韓国人留学生らの働きかけで「朝鮮語」の代わりに「Korean」という表現が用いられるようになったというケースも伝えている。
韓国語を学ぶ日本人学生は現在、10万人を超えると推計される。2002年から大学入試センター試験に「韓国語」が導入されていることからも、大学での授業の名称を「韓国語」に改める努力が必要だとまとめている。
この記事に、韓国のネットユーザーからは「日本人がいまだに韓国を下に見ているということでは」「確実に嫌韓でしょ。日本では『朝鮮』という言葉がそういう意味で使われる」「朝鮮を植民地にしていた時代が恋しいようだ」「韓国語を朝鮮語と呼ぶなんて、日本の大学はおかしいんじゃないの」「日本語のことは倭語と呼べば?」といった反発の声が殺到している。
一方で、「我々民族は韓国だけにいるのではなく北朝鮮にも中国にも中央アジアにもいる。全て包括して表現するなら『朝鮮』か『高麗』しかない」「日本では朝鮮総連、北朝鮮など北関係の言葉が多く使われている。学術的には朝鮮半島、朝鮮民族などの表現が悪い意味でなく使われる。朝鮮半島全域で使われる言語だから朝鮮語と分類しているんだろう」「北朝鮮もハングルを使ってるから、南朝鮮と北朝鮮を合わせて朝鮮語なんでしょ」「別に間違ってないと思うが」などのコメントも見られた。